「価値がないなんて言えるか?」大谷翔平は“MVP満票受賞” 米メディアの独自投票で米記者が訴え「接戦のはずがない」

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投打で堂々たる活躍を見せた大谷。そのハイパフォーマンスは間違いなく歴史的なものだった。(C)Getty Images

 やはり二刀流スターのMVP受賞は揺るぎないと言えるアンケート結果が発表された。現地9月28日、米スポーツ専門メディア『The Athletic』が、今シーズンのMLBにおける各個人賞の独自投票を実施。大谷翔平(エンゼルス)は満票でア・リーグMVPに選ばれた。

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 成績だけを見れば、順当な評価だと言える。なにせ今季の大谷は投打ともに凄まじいスタッツを記録した。打ってはア・リーグ最多の44本塁打、打率.304、95打点、OPSはリーグトップの1.066。一方で投げても2年連続2桁勝利となる10勝(5敗)を挙げ、防御率3.14、167奪三振、WHIP1.06。まさにセンセーションを巻き起こした。

 しかし、シーズン終盤には右肘側副靭帯の損傷と右脇腹を痛めた影響で無念の欠場。チームが8年連続のシーズン負け越しという低調なパフォーマンスに終始したなかで、“完走”はできなかった。そのために大谷に対して「絶対にMVPにはしない」(『MLB Network』のクリス・ルッソ氏談)という否定的な声があるのも事実だ。

 そうしたなかで、公開された『The Athletic』のアンケート結果は“逆風”を一掃するものになったと言えよう。1位票を投じた記者たちは一様に、数多の金字塔を打ち立てた二刀流の凄みを訴えている。

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