「絶対にMVPにしない」発言の米識者への違和感 大谷翔平の“価値”に寄せられた驚嘆の声「オオタニには誰も叶わない」
投打で違いを生み出した大谷。その怪物級の活躍は現場でも高く評価されている。(C)Getty Images
MLB公式ネットワーク局『MLB Network』の討論番組で発せられた“大谷評”が波紋を呼んだ。
「私は彼を絶対にMVPにはしない」
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発言の主となったのは、コメンテーターのクリス・ルッソ氏だった。「マッドドッグ」という異名が示すように歯に衣着せぬ発言によってカルト的な人気を博する人物だが、大谷に対しては以前から辛辣な評価を続けてきた。同番組ではこうも論じている。
「チーム（エンゼルス）は大きく負け越しています。『最も価値のある選手（Most Valuable Player）』とは、一番優れた選手という意味ではありません、『価値のある』選手という意味です。9月の大半が残るも、ロッカーを片付けました。それについて私は彼のことを責めるつもりはありませんが、彼はチームに帯同さえしていません」
たしかに今季の大谷はシーズン終盤に右肘側副靭帯の損傷と右脇腹によって戦線から離脱した。しかし、ルッソ氏の評価はあまりに暴論と言えるのではないか。なにせ今季の大谷は投打で異次元の活躍を見せた。
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