軽々と量産する普通じゃない大谷翔平の「.363」 “ジャッジしかいない”数値が示す神がかる打撃の異次元さ
軽々と本塁打を量産している大谷。(C)Getty Images
「野球ってこんなに簡単に見えていいんでしょうか…っていう。ホームランってこんなに簡単に打てるものだったかなと考えさせられた」
これは、去る5月15日に行われたアスレチックス戦で2打席連続弾を放った大谷翔平(ドジャース)について、NHK BSで解説を務めた元ドジャースの斎藤隆氏の言葉だ。メジャーでも豊富に経験を積んだOBがそう舌を巻いてしまうほどの凄みが今の大谷にはある。
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古巣と対戦となった現地時間5月16日のエンゼルス戦では、打球初速114.9マイル(約184.9キロ)、飛距離433フィート(約131.9メートル)、角度27度の目の覚める一発を放った大谷。5月は14試合で9本塁打と量産態勢に入り、自己最多57本塁打ペースにまで上げている。斎藤氏が「ホームランってこんなに簡単に打てるものだったかな」と語るのも無理はない。
彼の好調ぶりは、何よりも数字が物語る。エンゼルス戦終了時点で、打率はリーグ5位の.316、そして本塁打は同1位の16、さらにOPSも同1位の1.106。さらに直近7試合に数字を絞ると、打率.414、5本塁打、長打率1.000のハイアベレージなのである。
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