「語るには最上級の表現しかない」ロッキーズの智将も慄く大谷翔平の規格外さ 異次元の二刀流に「誰も彼に近づけない」
特大のアーチを放った大谷。その一打を目の当たりにしたロッキーズの指揮官も脱帽した。(C)Getty Images
大谷翔平(エンゼルス)の勢いは依然として止まらない。現地6月23日に行なわれたロッキーズ戦では、5回表の第3打席に今季25号の一発をマーク。チームは4対7で逆転負けを喫したものの、小さくない存在感を放った。
とりわけ今月に入ってからの打撃は圧巻の一語だ。5月終了時点で.269だった打率も一時は3割を超えた(※現在は.298)。さらに月間の本塁打は10本を数え、敵地での試合に限れば、10試合連続長打という好調ぶりを維持。およそ投手のそれではない図抜けたパワーを見せ続けている。
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アメリカン・リーグの本塁打王争いでも2位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)と6本差としての首位に立ち、キングへと突き進む大谷。投手としても6勝を挙げ、リーグトップの奪三振率(11.83)と被打率(.179)を誇る。
早くも今季のMVP最有力候補とされる偉才には、敵将もただただ賞賛の言葉を贈るのみだ。23日の試合でライトへの特大アーチを目の当たりにしたロッキーズのバド・ブラック監督は、地元紙『The Gazette』で「もう誰も彼には近づけない」と大谷を褒めちぎった。
「これだけ野球が進化した時代に、たった一人の選手が全く異なる2つのポジションをこなしている。それも、これほどの才能を発揮することは、驚くべきことだと思う。彼について語るうえでは、誰もが最上級の表現を使うしかない」