量産モードで「必然」の本塁打競争参戦はどうなる? 大谷翔平の出場に考えられる“弊害”「疲労の溜まり方は尋常じゃない」
もっとも、ドジャース側も出場には慎重な姿勢を貫いている。26日の試合前の会見でデーブ・ロバーツ監督は、「彼(大谷)の出場は球界のことを考えれば、素晴らしいことだけど、監督として、そして球団としての立場で考えると、右肘のリハビリの過程段階でもあるから、スイング数が増えて、高い強度になるのは避けたい」と本音を漏らしている。
出場について「もちろんやりたい気持ちは、どの選手もあると思う」と語る本人も「僕もリハビリをしているので、ドクターの許可だったり、トレーナーの許可、チームの許可だったりとか。そういう他の部分との兼ね合い次第」と冷静に話している。
かく言う大谷も21年は、参戦後の後半戦で13本塁打(71試合)と失速した過去がある。野球人気の復活を幾度となく口にしていた偉才だけに、ファンを中心とする周囲の期待は承知の上。だが、主力の怪我人が相次いでいるチーム状況を考えても、今夏に無理をする必要があるかは熟考の余地があると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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