「最も偉大なるショータイム」「アンリアル!」大谷翔平 1日でメジャー初完封&2発の快挙に米メディアからも驚愕の声
二刀流で新たな金字塔を打ち立てた大谷(C)Getty Images
二刀流、大谷翔平が新たな金字塔を打ち立てた。
エンゼルスの大谷翔平は現地時間7月27日(日本時間28日)に敵地で行われたタイガースとのダブルヘッダー第1試合に「2番・投手」として先発出場、9回111球を投げ、1安打8奪三振無失点と完璧な投球で自身初となるメジャー挑戦6年目にして初完封&完投勝利を成し遂げると、ダブルヘッダー第2試合では2打席連続となる37号、38号を放ち、投打にわたって圧巻のパフォーマンスを見せた。
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この試合前には注目を集めていたトレード騒動も大きな動きがあった。エンゼルスが今夏のトレード市場では大谷を放出しないことをペリー・ミナシアンGMが明言。逆にプレーオフ進出を見据えて、「買い手」となって先発右腕ルーカス・ジオリト、救援右腕レイナルド・ロペスを共にホワイトソックスからトレードにより獲得した。
「このチームでプレーオフに進出したい」とチームへの愛着を強く語っていた大谷にとってはエンジン全開の材料ともなった。
ダブルヘッダー第1試合では投手として試合を完全に支配した大谷が、第2試合では野手として躍動した。
「2番・指名打者」として先発出場し、3点リードで迎えた2回二死一塁の場面。右腕マット・マニングの直球を逆方向に持っていき、左翼席に飛び込む3試合ぶりとなる37号を放った。打球速度107・6マイル(約173キロ)、飛距離383フィート(約117メートル)と15打席ぶりのアーチを放つと、勢いは止まらない。
4点リードの4回二死走者なしの第3打席では同じくマニングの直球を今度は思い切って振りぬくと打球は高々と伸びて右翼席へ飛び込んだ。打球速度116・9マイル(約188キロ)、飛距離435フィート(約133メートル)の特大スピード弾を放ち、敵地のファンを騒然とさせた。
米データ会社エライアスによるとダブルヘッダー1つの試合で完封勝利を達成し、別の試合で2本塁打を放ったのはMLB史上初の快挙となった。