「正直に言おう。ジャッジより偉大だ」大谷翔平の凄みを米識者が熱弁! エ軍に「手放すなんて正気の沙汰じゃない」と訴え

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打って、投げて、そして走ってと異次元の活躍を続けている大谷。彼の活躍には目の肥えた識者も脱帽している。(C)Getty Images

 日々凄まじい活躍を続ける大谷翔平(エンゼルス)。現球界で唯一の二刀流を貫き、無二の価値を持つと評される偉才の去就は、シーズン終了を待たずして大きな話題となっている。

 今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷は、自身のキャリアでも重要な年となる今季も投打で違いを生み出している。打っては打率.297、31本塁打、68打点、OSP1.036と一流スラッガー級のアベレージをマーク。一方で投手は17先発で7勝(4敗)。防御率こそ3.32と開幕時よりわずかに落ち込んではいるものの、WHIP1.10、被打率.189、奪三振率11.84は圧巻の一語だ。

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「地球上で最高のアスリートだ」

 そんな評価を下されるのも当たり前になってきた大谷。多士済々のメジャーリーグで図抜けた価値を示しているからこそFA後の争奪戦は必至と見られており、最低でも12年6億ドル(約870億円)ともされる米スポーツ史上でも最高額の大型契約はくだらないという声もある。

 無論、エンゼルスにとっても大谷の去就は小さくない悩みの種だ。現時点でマイク・トラウトとアンソニー・レンドーンという球界でも指折りの高給取りを抱える台所事情を考えれば、新たな大型契約はチーム編成上で問題ともなり得る。「米スポーツ史上最高額がいる」とされるメガディールが必要となれば、なおさらだろう。

 それでもエンゼルスが残留を求めるべきだと訴える識者は少なくない。米スポーツ専門メディア『SportsGrid』の人気ポッドキャスト番組「Ferrall Coast To Coast」でホストを務めているスポーツラジオパーソナリティーのスコット・フェラル氏は自身の番組内で「私がモレノ(エンゼルスのオーナー)ならオオタニを残すために何でもする。誰が実権を握っているかは知らないが、どんだけ考えなしなんだ」と依然として契約延長に至っていないエンゼルスを辛辣に批判。そして、次のように論じた。

「単なる馬鹿じゃ億万長者になんかなれないはずだ。いまのオオタニの価値や成績、年齢なんかを加味したら答えはハッキリとしている。今の時点で手放すなんて正気の沙汰じゃない。彼は間違いなく球界で最も並外れた打者であり、ほとんど打たれない投手でもある。
 この男こそがエンゼルスを見たくなる唯一の理由だ。以前のようにトラウトを見るために多くの野球ファンは球場に行くのか? 違うはずだ。オオタニを見るためにチケットを買っているんだよ。こんな明らかな状況を見ても放出をするのか? その理由があるなら教えてほしいね。理由なんて一つもないはずだ。トレードなんて可能性は欠片すらないよ!」

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