「MVP級の価値がある」快進撃を続ける大谷翔平への“アンチ”にNYメディアが反論「全く新しい次元にいる」

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投打で違いを生み出し、歴史的な価値を示す大谷。そのパフォーマンスは野球の本場でも認められるレベルに至っている。(C)Getty Images

 球史に残る活躍を続ける偉才は“野球の本場”でも声価を高め続けている。大谷翔平(エンゼルス)だ。

 多士済々のライバルたちを相手に見せつける大谷の凄みは、メジャー6年目にしてより進化を遂げ、投打で違いを生み出し続けている。打っては本塁打(31本)、長打率(.670)、OPS(1.060)でいずれもリーグトップの堂々たる成績を記録。一方で16先発を果たしている投手としても、被打率(.180)と奪三振率(11.90)でリーグ1位に君臨しているのだ。

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 巷で比較対象に挙げられるのは、ベーブ・ルースやバリー・ボンズ、ウィリー・メイズなど往年のレジェンドばかり。もはや異次元の領域に達していると言っていい大谷だけに、その存在に“難癖”をつける人々も少なくない。SNSでは球界屈指の強打者アーロン・ジャッジが負傷により離脱中であるため、「健康ならジャッジの方がMVP」という意見も目立っている。

 ただ、今の大谷の活躍は、そうした“アンチ”の声を封じ込めるだけの説得力があり、彼の稀有さを強調する現地メディアは圧倒的に多い。

 ヤンキースの地元ニューヨークに拠点を構えるデジタルメディア『BroBible』は「ショウヘイ・オオタニはすでに野球界で史上最高の男だ。もしも、これに反対なら、それは間違っている」と銘打った記事を掲載。29歳の日本人に対する批判的な意見があると指摘したうえで、「野球界で史上最高のアスリートを問われれば、我々はオオタニに答えが行き着く」とし、その理由について熱弁を振るっている。

「エンゼルスのスーパースターは、打席とマウンドの両方で絶対的な支配力を発揮している。いま彼が残している数字だけでも、MVP級の価値がある」

「これまで野球界で史上最高の選手は誰かと議論になった時には、ルース、ボンズ、(ハンク・)アーロン、メイズといった名前を頭に浮かべていた。しかし、オオタニがMLBでのキャリア6シーズン目を過ごす今、その答えは明らかにオオタニになった」

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