前人未到の50-50は「最後に振り返ればいい」 米メディアも沸く中で大谷翔平が見せた“ドジャース移籍の意味”

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「チームが変わっているので、あまり今年は自分の数字がどうのこうのみたいなのは気にする余裕がない感じはする。今も首位にはいますけど、各ゲームで勝っていって早く地区優勝を決めたいというところでしかない。また切り替えて明日も頑張りたいと思います」

 あくまでチームの勝利を優先とする考え方は、エンゼルス時代からブレていない。

 大谷はMVPを手にした21年シーズンには、「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではある。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思います」と記者団に告白。

 さらに昨年12月のドジャースへの入団会見でも「野球選手としてあとどれくらいできるかというのは正直誰も分からないですし、勝つことが僕にとっていま一番大事」と、勝利の重要性を強調していた。

 このガーディアンズ戦での勝利で、ドジャースは地区優勝のマジックを「14」に減らした。大谷にとってはメジャーリーグで初の“チームタイトル”の瞬間が迫っている。

 メディアやファンの誰もが「50-50」を話題にし、達成の行方を追っている。そんな周囲の喧騒はおそらく本人も自覚している。そうした中で、淡々と勝利のためにプレーできる姿勢こそ大谷の凄みでもある。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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