50-50に迫る大谷翔平の“46盗塁”は評価されてない? 米記者が指摘「10年の印象で、盗塁が簡単になったと感じるだけ」

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 無論、ルール改変の影響はあるだろう。23年のピッチクロック導入とともに始まった投手による牽制回数(3回)の制限、さらに各ベースの拡大など走者にとってポジティブな面はある。

 だが、現地識者の間では大谷の走力を評価する声は尽きない。MLB公式ネット局『MLB Network』の討論番組に出演したトム・ベルドゥッチ記者は、「たしかにベースの拡大や牽制球の制限によって影響はあった」と指摘した上で「ただ、オオタニに対する意見は、人々がこの10年間で盗塁が少なかったことに慣れ過ぎてしまっただけだ」と断言する。

 ベルドゥッチ記者は、今季のメジャーリーグ全体の盗塁企画割合の増加(0.51→0.74)を指摘。その数字が1988年(0.79)や1996年(0.71)とほとんど変わらないと比較し、こう続けている。

「盗塁の環境は実は80年代や90年代とそれほど変わってはいない。極端に少なかったこの10年間の印象で、『盗塁が簡単になった』と感じるだけだ。誰かがシーズンが終わった時に言うかもしれない。『あぁオオタニはルールを利用しているだけだ』と。でも、私は最近の野球界で選手たちが走らなかったことに慣れてしまっただけだと言いたい」

 打って、走って――と、歴史を変えようと快進撃を続ける大谷。果たして、彼はキャリア3度目の“栄冠”を手にできるのか。受賞の瞬間まで議論は続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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