「努力しないと」大谷翔平の歴史的な活躍に元MLB戦士も愕然 エ軍への“皮肉”も吐露「弱いチームにいると簡単にはいかない」
ドジャースでの1年目を謳歌する大谷。グラウンド上での姿勢にはエンゼルス時代からの変化も見られる。(C)Getty Images
大谷翔平のドジャースでの1年目は、世間の大きな関心を集め続けるシーズンとなった。
昨オフに10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)でドジャース移籍を決めた大谷。入団会見で「優勝することを目指しながら、そこで欠かせなかったという存在になりたい」と誓った偉才は、まさしく有言実行の活躍を披露。チームが3年連続の地区優勝を決める中で、三冠王にも迫る打率.309、54本塁打、130打点、57盗塁、OPS1.041という堂々たる成績を記録。史上初となる「シーズン50本塁打・50盗塁」だけでなく、MLBでは23年ぶりの400塁打など様々な大台をクリアした。
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エンゼルスでの6年間では得られなかったチームタイトルを早々と手にし、個人成績も伸び続ける。そんな異次元の飛躍を遂げた大谷の姿に米識者たちも驚きを隠さない。
米野球専門ポッドキャスト番組『Foul Territory』でホストを務めるMLB通算2043安打を放った名捕手AJ・ピアジンスキー氏は、「今のオオタニは凄すぎる」とキッパリ。そして、番組内でエンゼルス時代との変化を問われ、「結局のところ、エンゼルス時代の彼は得点圏にランナーがいると、どうにか自分がヒットを打たないといけないと感じていた。でも、今は違う。きっと感覚が少し違うんだ」と指摘する。
「エンゼルスにいた時のオオタニの姿勢は間違っていたか? それはない。弱いチームにいると、『自分で状況を変えたい』『とにかく何とかしたい』と思うものだが、実際はそんな簡単にはいかない。チームで努力しない限りは何も変わらないからね」