大谷翔平の“リハビリ登板”は「いいことではない」 ド軍の制限で生じるブルペン酷使に米記者が異論「全員の健康を維持すべき」
現時点で大谷のバトンを受けているのは、ベン・カスパリアスとジャスティン・ロブレスキー。元々先発経験も豊富な若手投手がロングリリーフで奮闘しているが、彼らの負担増加は、先を見据えれば、小さくない懸念材料になる。
ゆえに大谷を制限下からいつ開放するべきかは議論の的となる。MLBの公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Now」に出演した米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は「たしかにオオタニという男は驚異的だが、5日ごとにブルペンゲームになる現状はチームにとっていいことではない。とくに今年のドジャースにとってはね」とキッパリ。そして、次のように指摘する。
「年間を通してそんなことをやっていればブルペンがいい状態になるわけがない。すでにドジャースは何人かの中継ぎ投手が負傷者リスト(IL)に入っている。多い時は15人の投手がIL入りしていた。これは信じられない状況です。もっと、彼だけじゃなく全員の健康を維持する必要がある」
確かにブルペン酷使が続く状況は、長期的に見て、歪みを生む可能性もある。それでも「今の段階で彼を自由に投げさせるわけにはいかない」(ロバーツ監督談)と逆風にさらされながらリハビリを続けるドジャースと大谷からは、“完全復活”に向けた確固たる覚悟がにじみ出ている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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