今季のMVPは「オオタニとその他大勢」 米記者が大谷翔平の“圧勝”を断言「ソトとシュワーバーのマイナス指標とは対照的」
MVP争いも話題となっている大谷(C)Getty Images
今年も投打二刀流の偉才が「最も価値がある」男となるのか。レギュレーションが佳境を迎えたメジャーリーグで、大谷翔平(ドジャース)の声価が高まっている。
【動画】ハッと気づく異例光景 大谷翔平の異能を物語るワンシーンをチェック
右肘の故障のために打者のみとなった昨季に史上初となる「シーズン50-50(50本塁打-50盗塁)」をやってのけ、DH専任選手では初となるMVPに輝いた大谷。投打二刀流を復活させた今季は、ここまで圧巻の活躍を披露している。
打っては打率こそ.279ながら、48本塁打、92打点、131得点、OPS1.000とハイアベレージをマーク。投手としても今年6月に実戦復帰してから12試合に先発。右肘側副靭帯の損傷のリハビリの影響もあって、消化したのは36イニングながら、防御率3.75、奪三振率12.25とおよそ打者のそれではない数字を残している。
高次元の投打二刀流をふたたびサイクルさせた偉才だけに、MVP獲得はもはや必然か。今季は50本塁打、124打点を放っているカイル・シュワーバー(フィリーズ)や、シーズン30-30をやってのけたフアン・ソト(メッツ)などインパクト十分のライバルも多いが、大谷が頭一つ抜けている印象は否めない。
無論、米識者からも大谷のMVPを「確実視」する声は強まっている。MLB公式ネット局『MLB Network』の番組内で、来春に開催されるWBCのアメリカ代表を指揮するマーク・デローサ氏は、「今年はスランプに陥る選手が多い。だから、安定感の重要性が高まっている。そういう意味でオオタニとジャッジは別枠だ」と強調した。






