マリナーズがFA大谷翔平の獲得レースから撤退か「無視できないリスクがある」

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来季は打者に専念する大谷。2025年に投手としても復帰予定だが…(C)Getty Images

 現地時間11月16日、メジャーリーグの最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグでは大谷翔平が受賞した。満票受賞は自身2度目となり、これはメジャーリーグ全体でも史上初の快挙となった。

【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る





 “異次元”の活躍を見せた今季の大谷。打っては日本人選手初の本塁打王を獲得する44本塁打をはじめ、打率.304、95打点、102得点、OPS.1.066と驚異的な成績をマーク。投げても10勝、防御率3.14、WHIP1.06、奪三振率11.39と堂々たる数字を残した。

 そんな大谷は3日(日本時間4日)にエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった。ドジャースやジャイアンツなど多くの球団が二刀流スターの獲得レースに参戦すると予想されているが、ここにきて移籍先有力候補と見られていたある球団が撤退する可能性が出てきた。

 MLB公式サイトは「オオタニがマリナーズの構想から外れるかもしれない理由」のタイトルで記事を配信。マリナーズが大谷の獲得レースから撤退する可能性を報じた。

 同サイトは「今オフシーズンのマリナーズの現実的な計画にオオタニの獲得は含まれていないようだ」と業界関係者が話した内容を記載。その理由の一つに資金面の問題を挙げた。マリナーズは若手スターのフリオ・ロドリゲスや今季14勝を挙げた先発右腕のルイス・カスティーヨと大型契約を結んでいる。大谷の獲得に必要な資金は総額5億ドル(約747億円)を超える可能性もあると言われているが、「複数のニーズがある中で、今冬の財源のほとんど(あるいはすべて)を1人の選手に割くことは、彼らの範疇ではない」と説明した。

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