「オオタニの獲得は“検討外”」ヤンキースが大谷争奪戦から撤退か 専門メディア、米識者が見解「残念ながら夢物語になった」
大谷の新天地に関する話題は尽きない(C)Getty Images
エンゼルスからFAとなった大谷翔平をめぐり、多くの球団が獲得を望んでいると見込まれる中、米国メディアではヤンキースの動きについて報じられている。
専門メディア『Inside the Pinstripes』が現地時間11月28日(日本時間29日)、「ヤンキース、ショウヘイ・オオタニの獲得は“検討外”」と銘打ったトピックを配信した。大谷の「争奪戦」からヤンキースが手を退くものと予想している。
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その中では、スポーツ放送局『ESPN』の記者、ジェフ・パッサン氏が「ブロンクス・ボンバーズ(ヤンキースの愛称)は、二刀流の天才、ショウヘイ・オオタニ選手の獲得には乗り気ではないという」と語ったコメントを掲載。その理由として、ヤンキースがすでにアーロン・ジャッジ、ゲリッド・コール、カルロス・ロドン、ジャンカルロ・スタントンら巨額契約選手が在籍していることを挙げたとしている。
その上で『Inside the Pinstripes』では、パッサン氏の見解に加え、「彼が言及しなかった別の要因が2つあるかもしれない」と指摘。1つ目は「オオタニがヤンキースでのプレーを望んでいない可能性がある」として、2017年オフに大谷がNPBからメジャー移籍を果たした際、最高額とも報じられたというヤンキースのオファーを大谷が断ったというエピソードを振り返っており、球団の獲得への意識が下がっていると論じている。
さらに2つ目では、下半身の故障を抱えるスタントンが指名打者を務めていることで、大谷をラインナップに加えることが事実上不可能となるとも見通している。