大谷翔平がドジャース移籍を決めた「3つの要因」 米識者が独自分析「ショウヘイは日本人のために選んだ」
ドジャース移籍を決めた大谷。ベッツ(右)らスーパースター軍団の仲間入りを果たした。(C)Getty Images
球界のみならず、多くの人々の興味を惹きつけた関心事が終わりを迎えた。今オフにエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷翔平の移籍先がドジャースに決まったのだ。
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契約は10年7億ドル(約1014億円)で、サッカーを含めたメジャースポーツ界で最高額となった。MLBにおいてはエンゼルスで同僚だったマイク・トラウトの12年総額4億3000万ドル(約479億円)を大幅に上回る驚愕の数字だ。
11月2日の正式FA公示から大谷は厳格な情報統制のもと、敏腕代理人であるネズ・バレロ氏とともに水面下で入念な交渉を続けてきた。約1か月にわたる熟考の末に以前から「有力候補」とされていたドジャース移籍を決断したわけだが、偉才の心を震わせたのは一体なんだったのか。米メディアでは早くも様々な見解が示されている。
米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、自らがホストを務めるポッドキャスト番組「Flippin Bats」を更新。「なぜショウヘイはドジャースを選んだのか」を論じた。
大谷の源流を追い求めて来日するほどに“稀代の大谷マニア”として知られる同氏は、「何よりも彼は勝ちたがった。今すぐにだ。これは彼にとって最優先だった」と指摘。大谷の加入により「ドジャースは理想的なチームになった。ショウヘイを含めて5度もMVPを手にした選手たちがいて、早々たる顔ぶれは、勝つための準備ができた完璧なチームだ」と訴えた。