「オオタニが残る理由はない」完全解体を行ったエ軍に批判の声 米メディアが壊滅的な組織に「腐りかけの金の山」と糾弾
米メディア『Dead Spin』は、一連の動向を「エンゼルスがいかに自作自演の地獄に陥っているかを象徴している」と切り捨て、大谷を残留させた今夏の補強を糾弾した。
「オオタニとプレーし続けるという幻想を抱いた球団を責めるのはたしかに難しい。だが、彼らはなぜか一歩踏み込んだ。7月後半に連勝中だったマイナー組織を空洞化させ、ホワイトソックスから後にタダで放出することになるジオリトとロペスを獲得したのだ。その結果、9年連続でポストシーズン争いから脱落する危機に瀕している」
さらにアート・モレノオーナーをはじめとするエンゼルス首脳陣を「無能」を断じた同メディアは、FAが迫るなかで孤軍奮闘を続ける大谷についても、こう記している。
「メッツやドジャースといった球団がオオタニを獲得するだろう。そうでなくても彼がエンゼルスに残る理由はいまやほとんどない。MLB全体28位という数字が示すように、育成組織は完全に崩壊し、メジャーロースターも腐りかけた金の山だ」
チームの大黒柱であった大谷の「いなくなったシーズン」を想定し、早々にチーム解体に踏み切ったエンゼルス。そのシビアな決断に逆風は強まるばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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