「オオタニを裏切った!」バーランダー氏、“守れなかった”エンゼルスを怒りの猛批判「目の前でボロボロになっていた」

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投手としては致命的と言える怪我に見舞われた大谷。そんな偉才のアクシデントに、稀代のマニアは黙っていなかった。(C)Getty Images

「野球界にとって悲しい日だ」

 大谷翔平(エンゼルス)が、右肘の内側側副靱帯損傷という診断が下された直後、複雑な胸中を明かしたのは、米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏だ。

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 昨年に来日をし、大谷の故郷である岩手でルーツを探るほど熱心に二刀流スターを追いかけてきた。ゆえに今回の負傷にはやきれない想いがある。バーランダー氏は、負担が倍増するなかで、休みなく出場を続けた大谷を止めなかった球団の管理体制を辛辣に批判している。

 大谷の故障離脱が判明した23日(現地)に、自身のポッドキャスト番組『Flippin’ Bats with Ben Verlander』を更新したバーランダー氏は「エンゼルスはショウヘイを利用できるだけ最大限利用し、彼の持っている価値の全てを絞り出させた」と嘆き、こう主張した。

「ショウヘイが疲労や痙攣を抱えながらも出場を続けてから数か月が経つ。そのたびに球団からは『疲労だ』と伝えられてきた。でも、それは違うんじゃないか。彼の身体は我々の目の前でボロボロになっていたんだ」

 誰よりも大谷を愛してきた。だからこそ、バーランダー氏は見通しが甘いと言われてもおかしくはないエンゼルスのフロントを断じる。「疲労だけだとしても、なぜ中5、6日で登板させ続けるんだ! 回復させる時間を彼に与えないとおかしい」とヒートアップし、猛烈にチームを批判した。

「彼はエンゼルスのために身体が言うことを聞く、限界まで全てを出し切った。だから、誰かが彼を守ってやらなければならなかったんだ! 史上最高のアスリートは『ちょっと時間が必要だから』なんてやらないんだよ。彼らの脳みそはそんな風には働いていないんだ」

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