“一刀流”でも大谷翔平の価値は落ちない! 米記者がFA去就に異論「彼は100年に1人のスター。才能はルースも及ばない」

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規格外の活躍を続けてきた大谷。そのポテンシャルを米記者が高く評価した。(C)Getty Images

「悲劇的な夏だ」「これほど悲しいことはない」

 大谷翔平が右肘の内側側副靱帯損傷というニュースに世界に衝撃が走った。投打で異彩を放ってきた天才が予期せぬアクシデントに見舞われ、今季は「投手」を断念する運びとなった。

【動画】敵打者が「様子がおかしい」と語った大谷翔平の緊急降板シーン





 すでに8月25日(現地)から始まる敵地でのメッツとの3連戦に帯同する見込みと報道されている。靱帯の状態によるが、右肘に負担があまりない左打者であるためにプレーは可能という判断なのだろう。しかし、投手としては完全復活に相当な時間を要するのは間違いない。すでに2018年にメスを入れている大谷は、2度目のトミー・ジョン手術となれば、最低でも18か月は必要とも言われている。

「投手・大谷」が完全復活を果たすか不透明な状況に、米メディアでも悲観的な声が相次いだ。米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は「ショウヘイ・オオタニが野球のフィールドで過ごしたこの3年間は、1分1秒が贈り物だった。ユニフォームを着た中で最も完璧な球技の標本であり、100年もの間、選手がどちらかの道を選ぶことを要求されてきたこのスポーツにおいて、そのあり方を変えた」とレポートを掲載。エモーショナルな想いを綴った。

 まず、現地23日に行われたレッズとのダブルヘッダーについて、「オオタニはオオタニらしかった」としたパッサン記者は、第2戦も出場を続けた判断について「彼はすべてを知っていたはずだ。今にして思えば、とても健全に見えた瞬間は、今ではとても悲痛なものとなっている」と指摘。そして、「この水曜日に下された教訓は、あまりにも現実的だった。彼は未来から送られてきた人形などではなく、生身の人間なのだ」と嘆いた。

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