「史上最高なんだ」“恩師”マッドンが語った大谷翔平のFA移籍で決め手とは?「すでにアメリカナイズされている」

タグ: , , , 2023/10/26

大谷の覚醒を支えてきたマッドン。その去就に意見を口にした。(C)Getty Images

 かねてから「世界一」という壮大な目標を掲げる大谷翔平にとって今オフは重要な分岐点となる。MLB移籍後初のFA(フリーエージェント)イヤーとなるからだ。

 高額な契約金に見合うだけの力はシーズン中に見せつけた。今シーズンに史上初となる「シーズン40本塁打&2桁勝利」の金字塔も打ち立てた大谷は、投打で歴史的な活躍を披露。打ってはア・リーグ最多の44本塁打で日本人史上初の本塁打王になるなど、打率.304、95打点、OPS1.066のハイアベレージを記録。投げても2年連続2桁勝利となる10勝(5敗)を挙げ、防御率3.14、WHIP1.06とエース級の働きだった。

【動画】大谷翔平が日本人初の本塁打王に!圧巻の全44ホームランを一気に見る





 8月の右肘側副靭帯の損傷もあって、シーズンからの早期離脱を余儀なくされた。それでも彼の声価は高まり続け、「史上最高額の契約を結ぶのはほぼ確実だ」(米放送局『ESPN』のティム・クルジャン氏談)と予想する米識者やメディアは少なくない。

 評価が天井知らずで高まり続ける大谷。そんな偉才に「光り輝く海で活躍してほしい」とエールを送るのは、ジョー・マッドン氏だ。

 MLB通算1382勝を誇る稀代の名将は、二刀流スターのブレイクに大きく寄与した人物でもある。エンゼルス就任当時にくすぶっていた天才と対話を重ねたマッドンは、起用法は本人の意向に則って制限を設けないスタイルを確立。球界で「唯一無二」と言われる才能の覚醒に繋げた。

 他でもない大谷自身が「我慢して、信じて、出し続けてくれた」と敬意を表してもいた名将は、現地10月24日に米YouTubeチャンネル『Foul Territory』にゲスト出演。大きな注目を集めている愛弟子のFAについて「プロとしてここまで懸命に努力をし、その選択が与えられているのだから、ショウヘイは移籍市場を探りに行くだろうし、そうすべきだと思う」と太鼓判を押した。

「彼は心の底から勝ちたいと思っている。これはリップサービスなんかじゃなく、どんな時も本当に勝ちたいと思っているんだよ。チームために全力を尽くし、誰かが勝利のために結果を出せば、いの一番に駆けつけて祝福する。だから周囲もショウヘイには心を打たれるんだ。とにかく、私は彼にとって毎年勝てる、毎年プレーオフに行ける、毎年大舞台で投打をやらせてもらえると思えるチームに行くべきだと思う」

 また、メジャー移籍当初に本人がこだわったという地理的な問題が影響するのかと問われたマッドン氏は「ここ数年の大きな成功を経た今ならニューヨークでもトロントでもシアトルでもサンディエゴでもどこへでも行くと私は感じている」と断言。そして、こう論じている。

「彼はすでにアメリカナイズされたところもあるし、多くの違いに対してもだいぶ慣れている。メジャーがどういうものかもう分かっているだろうし、何よりも彼は実に鋭い。本当に鋭いから細かいところまでしっかり見ている」

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム