大谷翔平のFA契約は「6億ドルを超えない」 米事情通が占う争奪戦の行方「ドジャースが一番獲得に意欲的だ」
キャリアで初のFAとなる大谷。その去就に世界が注目している。(C)Getty Images
メジャーリーグはワールドシリーズ終了から一夜明けた現地11月2日、MLB公式サイトがフリーエージェント(FA)となる選手を公示。米メディアでは各球団の補強に向けた話題が相次いで飛び出した。
あらゆるトピックが取り上げられた。そのなかで最も大きな話題としてクローズアップされたのが、大谷翔平(エンゼルス)の去就だ。
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今季も大谷は凄まじい1年を過ごした。右肘側副靭帯の損傷という大怪我もあり、レギュラーシーズンの途中離脱を余儀なくされた29歳だが、史上初となる「シーズン2桁勝利&40本塁打以上」の金字塔を打ち立てるなど、文字通り歴史的な活躍を披露した。
球史を塗り替え続ける規格外のスターはどの球団を新天地とするのか。すでに米メディアでは様々な論争が繰り広げられるなかで、「オオタニは何よりも勝利に飢えている」と争奪戦のキーポイントを訴えたのは、ジョン・ヘイマン記者だ。
ヘイマン氏はニューヨークに拠点を構える『New York Post』のベテランであり、球界のあらゆる情報を知る事情通でもある。そんな敏腕記者は、同紙のYouTubeチャンネル内で大谷の移籍先に関する持論を展開した。
「何度か言っているが、ドジャースが一番彼の獲得に意欲的だと思う。彼らは大きなテレビ放映契約も結んでいるし、基本的にホームゲームのチケットも売り切っている。だからマーケティングの伸びしろという面ではあまり大きくはないかもしれない。だが、オオタニを買獲得できれば、年間で3500万ドル(約35億円)の追加での収益が見込めるんじゃないか? そして彼らには贅沢税を補えるだけの資金力もある。他の球団を含めて、贅沢税に対処できるかが一つのポイントになると見込んでいる」