やっぱり大谷翔平の月なのか、序盤低空飛行も固め打ちで挽回 シーズン換算では昨季上回る45発ペースに
本塁打を量産する大谷。確実に調子を上げている(C)Getty Images
やっぱり大谷の季節になった。ドジャース・大谷翔平は6月21日(日本時間22日)、古巣エンゼルスとの公式戦初対戦に「1番・DH」で出場。5回の第3打席で先制の特大22号2ランを中堅右に運んでみせた。
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これで直近6試合で5本塁打という固め打ち。ナ・リーグ2位のマーセル・オズナ(ブレーブス)に2本差をつけ、本塁打王争いで頭一つ抜け出した。
2021、2023年と2度の月間MVPに輝いていた6月。特に昨年の6月は米メディアでも「史上最高の6月」と称されている。今季は4月中盤から5月上旬にかけて本塁打を量産。「7年目でかつてないロケットスタート」を切ったと日米メディアが伝えていた。そして得意のはずの6月を迎えたものの、序盤は低空飛行が続いた。
6月9日に敵地でのヤンキース戦を終えた時点で、今月8試合でまだ1本塁打。34打数7安打の打率.206にとどまっていた。
それが東海岸遠征を終えて本拠地のある西海岸へ10日に戻ると、状態が一変した。移動日を挟んで迎えた11日に本拠地でのレンジャーズ戦で今月2発目を放ち、翌日も2試合連続本塁打。今季の大谷は休養日を挟むと打撃の状態が上向くことが多いが、ここまで顕著な例はそこまで多くない。
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