大谷翔平が評価を落とした「.688」 NY紙記者が“530億円男”を前半戦MVPにしたワケ「オオタニの数字はとんでもないが」
また、シャーマン記者はハーパーの“勝負強さ”もクローズアップ。今季の得点圏におけるOPSが大谷のそれを凌駕する「1.406」であると紹介。その図抜けた数字を基に強弁を張っている。
「2004年のボンズがシーズンを通して得点圏打率.700を超えた最後の選手だったことを覚えているだろうか? この年のボンズの得点圏でのOPSは1.698だったのだが、フルシーズンで今年のハーパーよりも高いOPSを記録したのは彼が最後だ。ちなみに今年のオオタニの得点圏でのOPSは.688でしかない」
もっとも、ハーパーは現地時間6月28日に左太もも裏を痛めた影響で10日間の負傷者リスト入り。戦線からの離脱を余儀なくされた。この状況を受け、シャーマン記者は「オオタニの価値は上昇するばかりだ。今後は間違いなく彼が(シーズンMVPの)最有力候補だ」としている。
大谷よりも主だった打撃成績は低いハーパー。だが、2019年にフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約530億円)の巨額契約を締結したアメリカ人スターに対する評価は、やはり圧倒的である。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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