大谷翔平が評価を落とした「.688」 NY紙記者が“530億円男”を前半戦MVPにしたワケ「オオタニの数字はとんでもないが」

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今季は共に好調の大谷(左)とハーパー(右)。両雄のどちらかをMVPに選ぶのは熾烈を極めるが……。(C)Getty Images

 打撃“三冠王”に迫る勢いを維持する大谷翔平(ドジャース)だが、前半戦MVPには米球界を代表するスーパースターを推す声が根強い。

 現地時間6月30日、ニューヨークの日刊紙『New York Post』の名物記者ジョエル・シャーマン氏は、「MLBの前半戦表彰」と銘打った特集記事を執筆。その中でナショナル・リーグのMVPにフィリーズのブライス・ハーパーを選出した。

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 大谷の出色のパフォーマンスは周知の通りだ。指名打者のみの出場ながら82試合で、打率(.316)と本塁打(26本)の2部門でリーグトップに君臨。打点(62)も6差でトップのアレク・ボーム(フィリーズ)に肉薄し、三冠王の可能性も論じられている。

 一方でハーパーも76試合に出場して打率.303、20本塁打、58打点、OPS.981(大谷は1.034)と好成績を収めてはいる。だが、トップの数字は一つもないのは事実だ。

 そうした背景を知りながらハーパーをMVPに選んだシャーマン記者は「今年のオオタニは洒落でもなんでもなくフルタイムの指名打者でMVPを手にできる位置にいる。彼の数字はとんでもないものだ」と強調。その上で「しかし、これはあくまで前半戦の表彰である。ハーパーは一塁手としてプレーしながら20本塁打、OPS.981(大谷に次いでリーグ2位)を記録した」と、フィールドプレーヤーとしても傑出していたカリスマを称えた。

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