大谷翔平の“リハビリ登板”が賛否両論 元MLB152勝投手が新プランを提唱「最初の2イニングだけ使うのは受け入れがたい」
投手としての活動を本格化させている大谷。(C)Getty Images
投手としての復帰計画は着実に進んでいる。大谷翔平(ドジャース)のそれである。
23年9月に右肘側副靭帯の損傷の大けがを負った「投手・大谷」は、約2年のリハビリ期間の末に、ようやく実戦で投球できるまでに回復。先月16日(現地時間)のパドレス戦から3試合に登板している。
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無論、消化したイニング数は、わずか4回。依然として慎重なリハビリの制限期間にあるとはいえ、最速101.7マイル(約163.7キロ)、平均球速が98.6マイル(約158.6キロ)にまで伸びている点は、復活を予感させる。また、この間に打者として5本塁打、長打率.615、OPS.970と量産体制を維持しているのは、流石の一語である。
もっとも、事実上のリハビリ登板が続く大谷の起用法を巡っては賛否両論もある。通常の投手の場合、怪我からの復帰に向けたリハビリ登板はマイナーで行うのが“常識”で、メジャーの打者相手にビルドアップしていく異例の調整法を疑問視する声もゼロではない。
そうした中で、新たな“プラン”を提案する者もいる。かつてパドレスなどで剛腕を振るい、MLB通算152勝を挙げたジェイク・ピービー氏は、MLB公式ネット局『MLB Network』の番組内で「俺にとって試合の最初の2イニングだけ一番優れた投手を使うのはなかなか受け入れがたいね」とポツリ。「ショウヘイはリリーフとして出てもドジャースの中では最高水準の投手だと思う」と中継ぎへの配置転換を論じた。






