大谷翔平の「二刀流」再開に議論過熱 「割に合わない」とOBが主張も、米老舗誌は「投打とも今季のピークはこれから」

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投手復帰への道を歩む大谷。ド軍首脳陣は慎重に事を進めているようだ(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平は「二刀流」再開へ向け、現在も着々と調整を進めている。現地時間5月21日には、本拠地でのダイヤモンドバックス戦前にブルペンで投球練習を行い、右肘手術以降で初めてスライダーを投げたことも報じられた。また、同25日には実戦形式の投球練習を行うという。

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 先発陣に故障者が続出している台所事情もあって、大谷の回復状況などが伝えられる毎にドジャースファンが抱く公式戦登板への期待が高まることは間違いない。だがその一方で、米国内では現在も大谷の投手復帰について、メジャーリーガーOBから否定的な意見が挙がっていることも伝えられている。

 現地メディア『Sports Illustrated』が現地時間5月22日配信のトピックにおいて、ロッキーズで7シーズン在籍し、西武でのプレー経験も持つ、ライアン・スピルボーグス氏が語ったコメントを紹介。米衛星ラジオ局『Sirius XM』のチャンネル『MLB Network Radio』でスピルボーグス氏が、投打でのプレーを再開させることで大谷の打撃スタッツ低下を見込んでおり、「オオタニが現在残している打撃成績を考えると、彼に投げさせるのは割に合わない」などと語ったという。

 他にもスピルボーグス氏は、「現在の打線の運営状況から判断すると…打線の下位が大きな課題となっている」とも指摘しており、打線上位の大谷の打撃を維持させる必要があると訴えている。

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