「信じられない光景だ」敵将も投手・大谷に異例の熱視線! ライブBPで前進した復帰を歓迎「彼のような選手が球界には必要」
メッツを率いるメンドーサ監督は、大谷の“復帰マウンド”に熱視線を送った。(C)Getty Images
反響の大きさが注目度の高さを物語った。現地時間5月25日に大谷翔平(ドジャース)は、実戦形式の「ライブBP」に登板。実に641日ぶりに立ったマウンドで、打者3人に、計22球を投じた。
【動画】641日ぶりに打者と対戦!大谷翔平がライブBPで投げた
本人のハツラツとした表情がリハビリの充実ぶりを十二分に示した。
この日は多くのメディアに加え、ドジャース首脳陣はもちろん、山本由伸、ムーキー・ベッツ、テオスカー・ヘルナンデス、マックス・マンシー、ミゲル・ロハスら主力の選手も「投手・大谷」の一挙手一投足に熱視線を送った。
そうした中でキム・ヘソン、JT・ワトキンスコーチ、ダルトン・ラッシングと対峙した大谷は、最速97マイル(約156.1キロ)を記録し、4シーム、2シーム、スプリット、スイーパーと主軸となる変化球も試投。練習後にデーブ・ロバーツ監督が「第1段階は上手くいったと思う」と満面の笑みで語ったように、手応え十分の一歩を踏み出した。
23年9月に右肘側副靭帯の損傷という重傷を負って以来、復帰を黙々と目指してきた。その地道な努力を追っていた米球界にとっても、今回のライブBPはエモーショナルな出来事と言える。それはダグアウトから投球の様子を見つめたメッツのカルロス・メンドーサ監督も同様である。
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