投手・大谷、復活の鍵は“スイーパーの封印”!? 213勝&154セーブを挙げた大投手が“金言”「学んでくれていることを願う」
春先から着実に復帰のプロセスを踏んできた大谷。その計画にレジェンドが持論を投じた。(C)Getty Images
全米に中継され、文字通り世界的な関心が集まった一戦で、ドジャースの大谷翔平は大衆の度肝を抜いた。現地時間5月30日、本拠地で行われたヤンキース戦に「1番・DH」で先発し、初回の第1打席に21号、6回の第3打席にメジャー単独トップとなる22号本塁打を放ったのだ。
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規格外のパワーを発揮した大谷。敵将のアーロン・ブーンに「あの身体能力と全方向に球を飛ばせるパワーを考えると、本当にどの打者よりも危険だと思う」と言わしめたパフォーマンスは、まさに異次元であった。
打者として最大限の力を注いているからこそ、そこには“不安”も生じる。キャリア2度目となる右肘への手術からの再起を懸ける「投手・大谷」は、今の負荷に耐えられるのだろうか。
その問題は、ドジャース首脳陣に頭を悩ませる。綿密な計画を遂行するマーク・プライアー投手コーチは「彼の攻撃面での負担や身体が受けるストレスの影響を考えると、すべてが『未定』」と断言。そして「ショウヘイの場合はすべてが特別。完全なる例外だ」と強調し、先行き不透明という考えを明らかにしている。
今、安定している打者としてのエネルギーを維持しながら、投手として継続的に活躍するのは容易ではない。では、大谷にとっての「最適解」とは何か。






