大谷翔平の電撃投手復帰は「奇跡」 偉才を追う米記者が急転直下の決定に驚嘆「あらゆる挫折、手術、そして憶測を乗り越えた」

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大谷の復帰に対しては好意的な声が広まっている。(C)Getty Images

 ついに“偉才”が実戦のマウンドに立つ――。指揮官から発表された急転直下の決定に、日米両球界は色めき立った。

 現地時間6月15日、ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は、ジャイアンツ戦後の会見で、大谷翔平が本拠地で現地時間6月16日に行われるパドレス戦で先発登板を果たすと公表した。

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 無論、あくまで1イニング、長くても2イニングという制限下での“オープナー起用”。先発投手らしい複数イニングを消化するというわけではない。それでも「オールスターブレイク以降になる」と見られていた公式戦での復帰が予期せぬタイミングで舞い込んだ知らせに日本はもちろん、米球界でも大きな話題となった。

「彼は投手デビューの準備はできている。ショウヘイの登板にワクワクしている」

 そう期待を寄せた指揮官と同様に、エモーショナルな想いを記したのは、米スポーツ専門局『NBC Sports』のドジャース番を務めるマイケル・デゥアルテ記者だ。

 今回の衝撃的な復帰について「球団の戦略は慎重であると同時に、刺激的なものだ。ドジャースにとっては、オオタニの負担を少しでも軽くしたいという想いとともに、誰もが待ち望んでいたものを世界に見せたいという考えがあったのだろう」と私見を寄せた同記者は、「投手であり、強打者。彼はまさしく7億ドルの奇跡なのだ」と強調した。

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