「来季に向けて準備をしておくべきだった」大谷翔平の手術時期にMLB通算251勝の大投手が意見「いずれ壊れるんだ」
大谷をかねてから高く評価してきたサバシア。だからこそ、今回の治療の判断には思うところがある。(C)Getty Images
二刀流スターの再起に注目が集まっている。
現地9月19日、今季の完全欠場が決まった大谷翔平(エンゼルス)は自身のインスタグラムで右肘に行った手術の成功を報告した。先月23日に右肘側副靭帯の損傷を負っていた偉才は早々と治療に着手。詳細な手術内容は明かされていないが、2025年シーズンから投手としての復活が見込まれている。
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2018年10月に肘の腱を再建する「トミー・ジョン手術」を行なっていた大谷。それだけに今回はリハビリ期間が長引くのではないかとも予想され、周囲では投手としての復活に懸念を示す声もある。米誌『People』の取材に答えた元ヤンキースのC.C.サバシアは「最初のケガ(右肘側副靭帯の損傷)をしたときに手術をするべきだったんだ」と訴えている。
球界屈指の剛腕として2000年代に活躍したサバシア。MLBキャリア19年で、通算251勝、3093奪三振を記録し、タフなリーグを一線級の投手として生き抜いてきた。そんなレジェンドにとって大谷は「この地球上で最高の選手」と評するほどのお気に入りだ。ゆえに今回の処置を巡る判断には思うところがある。
「もし、ショウヘイが最初に怪我が分かったタイミングでロッカーを整理して、手術を受けていれば、来年の開幕には、投打で制限もなくプレーできるようになっていたかもしれないんだ。少なくとも俺は自分のことを考えて、来年の初めからより良い状態でプレーできるような準備を整えておくべきだったと思う」