「何度も受けるものじゃない」大谷翔平もトミー・ジョン手術か MLB213勝の大投手が語った懸念「普通じゃない!」
右肘の故障により「投手」としては今シーズンを終えた大谷。その現状にスモルツ氏は黙っていない。(C)Getty Images
はたして、再びマウンドに立つ日はいつになるのか。先月23日に右肘の側副靭帯損傷が判明した大谷翔平(エンゼルス)の状態が懸念されている。
怪我が判明してから球団は投手としての今シーズン断念を決定。通常であれば、ここですぐに治療を施す準備に入るのだが、大谷は代理人と相談したうえで「打者」としての出場を継続。メジャー6年目のレギュラーシーズンを完走しようとしている。
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そんな偉才の状態について往年の大投手も危惧する。MLB通算213勝&154セーブを残し、野球殿堂入りも果たしているジョン・スモルツ氏だ。
かねてから大谷を「最高のアスリート」と評してきたスモルツ氏は、現地9月2日に米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組『Flippin’ Bats』に出演。そこで「オオタニは修復の治療を受けると思う。私は彼が修復せずにこのまま行くとは思わない。ということは、また1年間は投げないことになる。そこからどうなるかは時が経てば分かることだ」と語った。
かく言うスモルツ氏も肘の腱を再建する「トミー・ジョン手術」の経験者だ。リハビリを含めた再起の道のりの厳しさは熟知している。だからこそ、大谷のように2度目の同手術を受ける選手が増加傾向にある球界の現状を嘆かずにはいられない。