かつては批判もあった「父親リスト入り」 大谷翔平の“育児休暇”に日本で驚きの声「世界一の野球選手ですら産休を取る」

真美子さんと家族を支えるべく、育児休暇を取る大谷。(C)Getty Images
微笑ましいニュースが球界を駆け巡った。現地時間4月18日、ドジャースの大谷翔平が、真美子夫人の出産に立ち会うためにMLBの産休制度である「父親リスト」に入り、チームを一時的に離脱することが明らかになった。
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昨年12月28日に自身のインスタグラムで真美子夫人が第1子を妊娠したことを発表していた大谷。当時に「もうすぐ私たち家族にリトルルーキーが加わることが待ちきれません!」と英文で喜びをつづっていた二刀流スターは、新たな家族を迎え入れるために奔走する。
試合前に敵地でのレンジャーズとの3連戦に帯同しないことを明言したデーブ・ロバーツ監督は、「彼と真美子の子どもはいつか産まれる。私が知っているのはそれだけ」と強調。「いつ戻ってくるか、いつ生まれるかは分からない。2人は一緒にいる。彼は睡眠が好きだけど、赤ちゃんが産まれる時は睡眠欲に耐えられるかな?」とにこやかに説明した。
日本では聞きなれない「父親リスト」は、メジャーリーグでも2011年に作られたばかりの制度だ。「Paternity Leave List(父親の育児休暇リスト)」と呼ばれ、選手自身の子どもが生まれる、または養子縁組をする際に利用が可能となる。期間は最短で1日、最長で3日。無論、リストに入っている期間も、給料が通常通りに支払われる。