節目を迎えた大谷翔平 実は先輩日本人大リーガーたちより低い安打率も、ここ数年で一気に右肩上がりに

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 この関係が2022年を機に逆転する。同年は157試合で160安打して打率.273。そして2023年は135試合で151安打と、安打数が試合数を大きく上回るようになり、初の打率3割(.304)を達成した。今季も97消化試合で120安打して、打率.315はリーグ2位につける。

 本塁打数を飛躍的に伸ばすとともに、ここ数年で劇的に改善されたのが打率だった。その根底として、試合数を上回る安打数を、安定してたたき出せる技術力の向上があったわけだ。

 イチローがキャリアで最も輝いた2004年は、161試合で262安打を放った。1試合あたりの安打率は驚異の1.627。この域はさすがに困難だとしても、大谷の安打率はキャリアを通して確実に右肩上がりを続けている。近い将来、次なる節目に達した際には、青木や松井らの数字を逆転していてもおかしくない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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