ドジャース、後払いだけで驚異の1247億円超え 大谷翔平らを引き抜いた“異次元の大補強”を可能にした背景とは?
さらにヘルナンデスに対しても、2350万ドル(約34億750万円)のうち850万ドル(約12億3250万円)を2030年からの9年間で後払いする契約を交わしたドジャースは、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンとも同様の契約を締結済みだ。
ベッツは契約終了の2033年から5年間は800万ドル(約11億6000万円)に加え、2038年から2年間で1000万ドル(約14億5000万円)、2040年からの5年間で1100万ドル(約15億9000万円)が支払われる。かたやフリーマンは2028年から2040年までの13年間で5700万ドル(約82億6500万円)を得る。
たった4人だが、彼らに支払われる後払い金額は総額8億6050万ドル(約1247億7250万円)。文字通り桁違いの金額と言えよう。
今オフの天文学的な補強を含めた異次元契約の数々を可能にするのは、地元放送局との根強い関係性にあると言われている。というのも、彼らは放映権料として2038年までの間、毎年3億3400万ドル(約484億3000万円)が支払われるスキームを確立。すでに安定した収入を得る目途が立っているのである。ちなみヤンキースが地元局『Yes Network』と結んでいる年間契約は1億4300万ドル(約207億3500万円)であり、ドジャースの契約がいかに大きなものかを物語っている。
球界を騒然とさせ続けている補強は今後も続くのか。ドジャースの動向からまだまだ目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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