ドジャースの“後払い”が増大の一途 大谷翔平らに支払う負担に米記者が懸念「オオタニに支払う額を過小評価している」
21年に12年総額3億6500万ドル(約529億円)の大型契約を結んだ前者とは、2033年からの12年間で総額の約1/3程度に当たる1億1500万ドル(約160億円)を支払う約束となっている。また、2022年から6年総額1億6200万ドル(約235億円)の契約を結んだ後者とも、満了後の13年間で5700万ドル(約82億6500万円)の後払いを決めている。
ここに大谷への10年6億8000万ドル(約988億円)の後払いによる負担がのしかかる。利子が付帯しないとはいえ、ドジャースにとっては決して小さくない額だ。ゆえに一部の米記者たちからも懸念の声が上がっている。
米スポーツ専門局『CBS Sports』のダニー・ヴィエッティ記者は自身のX(旧ツイッター)で「ドジャースがオオタニの引退後になるであろう10年間で毎年支払う6800万ドルを、誰もがひどく過小評価している」と断言。「その額は今も、それから10年後、20年後であろうと小さくない」と負担の大きさを指摘した。
歴史的に見ても、稀な交渉を完遂させた大谷とドジャース。球史を変えたと言える契約に対する反響はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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