“トラウタニ”でも211敗 エ軍の弱さを物語る数字に元MLB投手は嘆き「球界最高の選手たちを揃えても難しい」

タグ: , , , , 2023/12/14

トラウトと大谷。両雄が揃えば、相手投手陣にとっては驚異的だったが、チームは勝ちきれなかった。(C)Getty Images

 かねてから有力視されてきたドジャースへの移籍が正式に決まった大谷翔平。大半が契約満了後の後払いとなるものの、プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)の契約は世界に衝撃をもたらした。

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 無論、二刀流スターを失うエンゼルス側への影響は計り知れない。過去6年間での大谷は、投げては38勝(19敗)、防御率3.01、WHIP1.08、奪三振率11.36とエース級の働きを披露。打っても打率.274、171本塁打、428得点、437打点、OPS.922のハイアベレージを記録。漫画やゲームの世界でしか描けなかった「エースで4番」の役割を体現した存在だった。

 もっとも、大谷が在籍した6年間でエンゼルスがポストシーズンに進出した回数はゼロ。球界屈指のスターであるマイク・トラウト、さらに20年にはナショナル・リーグ打点王のアンソニー・レンドーンを加えたが、悲願のチームタイトルは獲得できなかった。

 豪華な演者を揃えようとも“勝てなかった”。そんなエンゼルスに関する興味深いデータが話題となった。地元紙『Orange County Register』のエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者が、自身のX(旧ツイッター)で大谷とトラウトが揃った際の最終的な記録を紹介した。

「過去6シーズンのエンゼルスの試合でオオタニとトラウトが一緒にラインナップに加わったのはわずか46.6%だった」

 まず、そう切り出したフレッチャー記者は、そのうえで大谷とトラウトが揃って先発した試合の戦績が194勝211敗と負け越していると強調。さらにどちらか一方、もしくは両者ともスタメンに名を連ねなかった試合の成績も207勝258敗と黒星先行であるとした。ちなみにレンドーンも加えた3者がラインナップされた試合は過去4シーズンで22%、58勝62敗となっている。

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