大谷翔平を失ったエンゼルスに止まぬ批判 米専門サイトは球団首脳陣を嘆く「オオタニ後の世界は必要以上に困難」
ドジャース移籍を決めた大谷だが、愛着のあるエンゼルスとはギリギリまで交渉を続けていたという。(C)Getty Images
「少なくとも彼らには、最終局面で話し合う権利が与えられていた。繰り返しになるが、それはショウヘイが本当に愛した場所だったからだ」
これは大谷翔平の代理人であるネズ・バレロ氏が、米メディア『The Athletic』などの取材で口にした言葉だ。現地時間12月11日にドジャース移籍を決めた二刀流スターだが、6年間在籍したエンゼルスに残る可能性もゼロではなかったわけである。
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さらにバレロ氏は、こうも続けている。
「我々とミナシアン(エンゼルスのGM)との関係性はとても良好だ。だから、常に連絡を取り合うように意識していた。そして、最終局面まで彼らとは会話をしたけど、うまくいかないとわかった。だから、ドジャースに決めた」
具体的にどのような話し合いが行われたかは不透明だ。しかし、結果的に大谷を翻意させられる可能性をふいにした形となったエンゼルスには、地元メディアから辛辣な批判を受けている。
日夜、エンゼルスの情報を発信する専門サイト『Angels Win』は「オオタニ後の世界を生き抜く」と銘打った記事で「オオタニを失ったエンゼルスが再起を遂げる道のりは、首脳陣のおかげで必要以上の困難が立ちはだかるだろう」と指摘。アート・モレノオーナーをはじめとする球団首脳陣を批判した。