ドジャースと大谷翔平の“7億ドル”契約にはリスクも 専門メディアが示唆した「契約がミスになりかねない3つの理由」とは?
2つ目の理由には「オオタニはドジャースで再び以前のような投手にはなれないかもしれない」というリスクを挙げた。大谷は9月に右肘の手術を受けた影響で、来季は打者に専念し、25年シーズンに二刀流として復帰する予定だ。ただ、同メディアが心配しているのは大谷の手術歴だ。「トミー・ジョン手術を2度受けて、復活した投手は多くはない。術後のキャリアがほぼ終わってしまった幸運ではないケースも多々ある」とした。大谷は18年10月に1度目のトミー・ジョン手術を受けており、今回は同じ術式かは定かではないものの、2度目の右肘手術となる。同メディアは「最悪のシナリオでは、ドジャースはフルタイムのDHに7億ドルを投じることになる。これは、後払いとぜいたく税の減少を考慮したとしても、市場価値をはるかに上回る額だ」とし、投手として復活できなかった際のケースを「最悪のシナリオ」と表現した。
3つ目の理由には「オオタニのマーケティング効果は長期的には確実ではない」と提示。「短期的に見ると良いビジネス判断であることは誰も否定しない。ドジャースとの契約に合意して以来、彼はすでにユニフォームの売り上げ記録を塗り替えている」と現時点での大谷効果を認めつつも、「パフォーマンスが悪かったら、事態が悪い方向に転ぶ可能性もある。オオタニがあと数シーズンしか投げられなかったらどうなるのか?もし彼が35歳になって打率.240だったら、ファンはグッズを求めて列を作るだろうか?彼がまた怪我をしたら、ドジャースファンはどう反応するだろうか?ドジャースはオオタニのオフフィールドでの価値は、彼のパフォーマンスや怪我とは無縁だと思いたいだろうが、そうはいかない」と指摘していた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】始まりは大谷翔平の提案 バレロ代理人が米誌に明かした“994億円後払い”契約誕生の舞台裏「僕はお金なんて必要じゃないと」
【関連記事】大谷翔平が異次元の“994億円後払い”を実現できたワケ バレロ代理人が批判を一蹴「他に誰がこんなことをするんだ?」
【関連記事】“金満球団”メッツは「誰が見ても真剣に話をしていなかった」 大谷翔平の争奪戦から撤退した2つの理由