ドジャースと異例の契約を結んだ大谷翔平 過去にもあった「後払い契約」の事例とは?日本人レジェンドの名前も
また、レッドソックスなどで活躍し、MLB通算555本塁打、2574安打をマークしたマニー・ラミレス氏の名前も挙げた。記事内では2000年にラミレス氏がレッドソックスと8年1億6000万ドルの契約を結んだ際に、そのうちの3200万ドルを2011年から16年間にわたって繰り延べることに合意したと記載。「2018年から支払額は毎年200万ドル以上に増えている。レッドソックスがラミレスへの支払いを終える頃には、このスラッガーは54歳になっているし、高額であることに変わりはないが、ラミレスの契約はボストンにとって十分な価値があった。このスラッガーは、2004年にレッドソックスに86年ぶりのワールドシリーズ制覇をもたらし、『バンビーノの呪い』を解くのに貢献したからだ」と、2004年のワールドシリーズでMVPに選出されたラミレス氏の活躍から、価値のある契約だという見解を示した。
MLBレジェンドの中には日本人選手の名前もあった。マリナーズなどで活躍し、日米4367安打を放ったイチロー氏だ。「イチローは2007年、シアトル・マリナーズと9000万ドルという高額な契約延長にサインし、2500万ドルの後払いを選択した。マリナーズと彼の繰り延べられた支払いに対して2020年から2032年まで5.5%の利子を支払うという契約を結んだ。つまり、イチローは今後10年間、年間525万ドルを受け取る」と綴り、日本人スター選手の過去の事例を紹介した。
記事では他にもマット・ホリデイ氏、ボビー・ボニーヤ氏、ブレット・セイバーヘイゲン氏が結んだ後払い契約の事例を挙げていた。
「後払い契約」は過去にも多数の事例があったが、大谷ほどの大規模な金額で繰り延べを選択しているケースはなく、二刀流スターの契約は前代未聞と言えるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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