大谷翔平との“994億後払い”に再評価の声 ド軍の山本由伸獲得を実現させた異例契約に賛辞止まず「行いは正しかった」

タグ: , , , , 2023/12/23

ドジャースと歴史的な契約を交わした大谷。その内容がふたたび脚光を集めている。(C)Getty Images

 あらためて、異例の契約に対する評価が高まった。

 現地時間12月21日、今オフにオリックスからのポスティングでメジャー移籍を決断した山本由伸とドジャースが12年総額3億2500万ドル(約471億2500万円)で契約合意したと米メディアが一斉にすっぱ抜いた。

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 いまだメジャーで1球も投じていない投手に対する契約とは思えぬ金額だ。なにせ、12年は投手史上最長であり、後払いなしの3億2500万ドル(約471億2500万円)は2019年にゲリット・コールがヤンキースと交わした9年3億2400万ドル(約469億8000万円)を超える投手史上最高額だ。

 今オフは先発投手の補強が「最優先」ともされていたドジャースにとって、願ってもない大物の獲得と言えよう。競合相手となったメッツも3億ドル(約435億円)のオファーを準備していたという争奪戦で、西海岸の名門を勝者としたのは、わずか12日前に結ばれた契約による影響が大きい。

 現地時間12月9日にドジャース移籍を発表した大谷翔平は、10年総額7億ドル(約1015億円)というプロスポーツ史上最高額の契約を締結。同時に7億ドルのうち6億8000万円(約994億円)を契約満了後に受け取る支払い方式にも合意し、今後10年間の年俸をわずか200万ドル(約2億9000万)とする決断を下した。これまでメジャーリーグにおける後払いの割合で最高だったのは、2015年にナショナルズと契約したマックス・シャーザーの50%。それを大幅に上回ったのである。

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