驚異的に進むドジャースの“日本支配計画”を実感 大谷翔平の凱旋フィーバーに米局も感嘆「ファンは『大谷と同じ空気が吸えた』と…」

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東京ドームでも大谷のユニフォームを背負うファンが目立った。(C)Getty Images

「我々の目標の1つは日本の野球ファンをドジャー・ブルーに変えてしまうことだ」

 これは23年12月にドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が口にした言葉だ。当時、FAとなった大谷翔平と10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)のメガディールを交わした直後の発言だった。

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 当時はリップサービスの一つのようにも思えた発言。しかし、約1年の時が流れ、フリードマン編成本部長が語った「目標」は現実味を帯びている。

 いま日本列島はドジャー・ブルーに一色という雰囲気だ。3月18日から東京ドームで始まるカブスとの開幕シリーズに向け、13日にドジャースナインが来日。羽田空港の国際線ターミナルは厳戒態勢が敷かれた現場には500人を超えるファンが集結し、チームへの関心の高さが伺えた。

 おそらく何よりも影響力を持つのは大谷だろう。この日は警備の関係から選手たちが到着する様子は公開されなかったが、ファンの中には大谷の名が刻まれたボードを持つ人が散見。また、空港内のいたるところに大谷やドジャースのロゴが印字された広告があり、日本がドジャー・ブルーに染まりつつあることを強く感じさせた。

 この異様な反響は、現地アメリカでも大きくクローズアップされている。米放送局『NBC』は、ドジャース、そしてカブスが来日した際の空港内の様子について「ファンたちはオオタニが現れることを期待して、何時間もターミナル内で待機していた。多くの人が選手たちに歓迎のサインを示し、ドジャースのキャップやシャツ、その他の服装を身につけている人もいた」とリポート。そして現場にいたファンの一人が「私たちは彼らと同じ空気を吸えた。大谷と同じ空気を」とコメントしたことも伝えている。

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