投手断念でも「気にしない」 米2043安打捕手が大谷翔平の不変の価値を断言「彼は世界中に影響を与える存在だ」

投手としての調整中断が決まった大谷。(C)Getty Images
たとえ投げられなくとも価値は不変か。今季に二刀流としての完全復活を目指している大谷翔平(ドジャース)の真価が議論を巻き起こしている。
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3月18日に東京ドームで行われるカブスとのレギュラーシーズン開幕に向け、米アリゾナ州グレンデールで調整を行っている大谷。だが、約2年ぶりとなる投手としての本格復帰の道のりは険しい状態となっている。
ブルペン投球も2月25日(現地時間)を最後に取り組んでいなかった大谷は、今春に予定されていた実戦形式の投球練習「ライブBP」も中断。今月7日にはデーブ・ロバーツ監督が「DHとして試合の強度がある中で、ブルペンで強化するのは賢明ではない」と明言し、当面の間はスローペースで調整していく意向が明らかになった。
当初は5月中の投手復帰が見込まれていたが、その計画も暗礁に乗り上げた。もっとも、23年9月に右肘にメスを入れ、昨年11月に左肩を手術していた背景を考えれば、必然のアクシデントと言えよう。さらに言えば、ロバーツ監督の言う通り、主力打者として出場を続けなければならないため、復帰調整も常に微調整をかけていく必要がある。
しかし、遅くとも夏場まで投げられない可能性が浮上したことで、その価値を巡る議論が噴出。一部で昨オフにドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)のメガディールを交わした大谷がその額にふさわしい活躍ができるのか否かが論じられた。