「オオタニはさっさと出ていけ」エ軍地元識者がぶち上げた“大谷翔平不要論”に物議 ファンから批判も「英雄伝は終わりだ」
苦戦を強いられているエンゼルスのなかで、孤軍奮闘を続けてきた大谷。そんな大黒柱に向けられた辛辣な意見が物議を醸している。(C)Getty Images
8月に入ってから9勝26敗。いまエンゼルスが苦境に陥っているのは、火を見るよりも明らかだ。投打ともに怪我人が続出し、編成のバランスが崩壊したチームは、今季もまたポストシーズン進出から遠のいている。
この毎年のように繰り返される不安定な戦いに、地元メディアの識者も嘆かずにはいられなかったのだろう。日々エンゼルスの情報を発信するポッドキャスト番組『Talkin Halos』でホストを務めるジャレッド・ティムズ氏は、現地9月8日に番組内で「大谷翔平不要論」をぶち上げた。
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もっとも、ティムズ氏は以前から大谷との契約延長に懐疑的な意見を飛ばしてきた識者ではある。今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷が現チームにおいて大黒柱なのは言うまでもない。しかし、同氏は年俸5000万ドルを要するとされる天才との再契約を「すべきではない」と強調してきた。
そうしたなかで一向に改善の兆しが見られないエンゼルスの状態をふまえ、ティムズ氏は、「自分の中で、もう『ショーヘイ・オオタニ・サーガ(大谷翔平の英雄伝)』は終わりだ。完全に終わった」と断言。そして、「来たるオフは大谷翔平の去就で持ちきりになるだろう。覚悟しておいた方がいい。その話題で一色になる」とし、こう論じた。
「ひょっとすれば、来季のエンゼルスは彼抜きで良くなるかもしれない。もう彼のためにプレーしないからね。今シーズンのエンゼルスは『ショウヘイ・オオタニのためにプレーする』という姿勢だった。たった1選手のためにプレーしてきたんだ! そんなのはチームとしてあるべき姿じゃない」