米球宴に歴史的選出の大谷翔平の“お祭り登板”は「不必要なリスク」 米メディアがド軍に同情「最優先事項は健康状態だ」
すでに実戦復帰し、リハビリを確実に進めている大谷。(C)Getty Images
今年も二刀流スターは堂々たる評価を受け、檜舞台に立つ。現地時間6月26日、MLBの公式ネット局『MLB Network』が、今夏にアトランタで開催されるオールスター戦(現地時間7月15日)の先発出場する野手を決めるファン投票の1次結果を公表。ナショナル・リーグの指名打者部門にノミネートされていた大谷翔平(ドジャース)は、リーグ全体でも最多となる396万7668票を獲得し、先発出場が決まった。
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オールスター戦出場は5年連続5度目となる大谷。指名打者部門での5回目のオールスター出場は、かつて「史上最強の指名打者」と評されたデビッド・オルティス氏と並ぶ快挙。また、指名打者部門の2位に入ったジャイアンツのラファエル・デバース(136万2363票)に大きく水を空けてのリーグ最多得票獲得は、エンゼルス時代の2023年以来、2度目となった。
まさしく米球界内での確固たる地位を築いた結果と言える今回のオールスター選出。そうした中で一部のファンから注目を集めるのは、大谷の起用法である。それは打者として図抜けた成績を叩き出してきた偉才が全米の熱視線が注がれる檜舞台でマウンドに立つのか、否かである。
今年6月16日に行われたパドレス戦で投手として復帰した大谷は、すでに2度の“リハビリ登板”を消化。だが、依然としてイニング制限下にあり、いずれも1イニングを投げたのみ。そこまでの強い負担はかけていない。そこには「我々にとって未知の領域」(デーブ・ロバーツ監督談)と語るドジャース側の大谷を守ろうとする確固たる考えがある。






