はやくも過熱するMVP論争 ジャッジは「61本ペース」も大谷翔平が有利の声「ジャッジはオオタニに次ぐMVP候補」
ジャッジもハイパフォーマンスを続けているが、大谷優位の声が多い。二刀流の価値はそれだけ高いということだろう(C)Getty Images
ヤンキースのアーロン・ジャッジのバットが唸りをあげている。現地時間5月29日(日本時間30日)、マリナーズ戦で今季4度目の1試合2本塁打となる16・17号を記録すると、翌30日のゲームでも7回に18号ソロホームランを放った。ジャッジは3戦連続でのアーチとなり、チームの3試合続けての2ケタ得点勝利を演出している。
チームはア・リーグ東地区3位に着け、現在34勝23敗と貯金を順調に増やしながら、レイズ、オリオールズを追撃中。連日、長打力を発揮している主砲の活躍がまさに原動力となっている。
【動画】「ボールを破壊した」と米識者も驚愕!大谷翔平が放った飛距離132メートルの特大13号ソロの映像
本塁打数もリーグトップを走るジャッジには、すでに2年連続でのMVPの呼び声が高まっているものの、同じく2021年の受賞者であるエンゼルス・大谷翔平を推す意見も同様に伝えられている。
大谷も現地5月30日、ホワイトソックス戦で今季13号本塁打を記録。ジャッジとは5本差ながらもリーグ上位にランクされており、投手でも5勝を挙げるなどチームのエースとして堂々たる成績を残している。
現地メディア『FANSIDED』では特集記事の中でこの両者の比較しながらMVPレースを占っており、現在では二刀流スター優勢と見解を示している。その中で「ヤンキースのスラッガーは、ホームラン、長打率、OPSでリーグトップであり、今シーズン一握りのゲームを欠場したにもかかわらず、61本のホームランのペースにある」とジャッジが昨季同様に本塁打を量産していることを指摘。一方で大谷の投手成績も挙げながら「ジャッジはエンゼルスのショウヘイ・オオタニに次ぐMVP候補であることは間違いない」と評した。