【侍ジャパン】大谷翔平ヒヤリ喜びすぎに注意…プエルトリコの過ち繰り返すな
野球をする以上、ケガはどうしてもつきまとう。日本代表でも鈴木誠也(28=カブス)が米国キャンプ中に左脇腹を痛め、出場を断念。守護神候補の栗林良吏(26=広島)は腰の張りのため、登板がないまま1次ラウンドで代表チームを去った。源田壮亮(30=西武)は3月10日韓国戦で帰塁の際に右手小指を骨折しながら、チームに残ってプレーを続けている。
日本のファンが肝を冷やした場面があった。12日オーストラリア戦で大谷が特大3ランを放った後に行われたハイタッチの儀式。出迎えたヌートバーが興奮し、大谷の右手を力いっぱい叩いた。あまりのパワフルさに、靱帯(じんたい)断裂で手術歴のある「二刀流」の右腕が持っていかれそうになるんじゃないかと不安に思った人もいたはずだ。
プロ野球では1989年9月25日、オリックス門田博光がダイエー戦で本塁打を放った後、怪力の助っ人ブーマーとハイタッチして右肩を脱臼したことがある。以来「全力ハイタッチ」は自粛傾向にあるが、初代表の日系米国人ヌートバーは暗黙のルールを知るはずもないだろう。全力プレーの大谷も、とくに利き腕だからとかばうような様子もない。
喜びすぎてケガをしてしまうほど、悲しいことはない。プエルトリコの過ちを繰り返さないためにも、侍ジャパンもチーム内で意思統一しておくことが必要だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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