大谷が日本人メジャー最速100本塁打より意気に感じていること

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(C)Getty Images


 Bクラス常連のエンゼルスに「異変」が起きている。22年シーズンは開幕から白星を重ね、5月13日(日本時間14日)時点で22勝12敗、勝率.647。貯金を2ケタ「10」に乗せ、アストロズに次ぐア・リーグ東地区(5チーム中)2位につけている。

 近年のエンゼルスはファンやメディアから酷評されてきた。「全盛期のトラウト、大谷という才能を無駄にしている」。2014年の地区優勝を最後にポストシーズンから遠ざかり、大谷入団後に関しては4年連続4位と低迷が続いている。

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◆大谷入団後のエンゼルス成績と勝率
(大谷の本塁打数、獲得タイトル)
18年4位 80勝82敗 .494(22発、新人王)
19年4位 72勝90敗 .444(18発)
20年4位 26勝34敗 .433(7発)
21年4位 77勝85敗 .475(46発、MVP)
※20年はコロナ禍で60試合制

 大谷は異国の地でも「投打二刀流」の価値を証明した一方、優勝争いとはほぼ無縁のメジャー生活。個人記録だけが注目されることは本意ではなかった。21年シーズン終盤、プレーオフ進出を逃したフラストレーションがあるか、と問われた際「ありますね、やっぱり。このままでは勝てない。もっともっとヒリヒリする9月を過ごしたい」と本音で訴えたほどだ。

 優勝に飢えている大谷にとって、5年目の今シーズンはチームが最高のスタートダッシュを切った。総本塁打46本はヤンキースに次いで30チーム中2位。MVP3度のトラウト9本を筆頭に、ウオードが7本、ウォルシュが6本。総得点166はメジャートップの強力打線を誇る。

 大谷自身は32試合で6本塁打と調子はいまひとつ上がってこないが、強打者が前後に並ぶのは心強い。主力選手の故障が相次いだ昨季終盤のように、大谷だけがマークされ、ストライクゾーンで勝負しなくても、歩かせてもいいという状況は減り、打席の負担、重圧は軽減される。

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