「最悪だった」オリオールズ右腕が大谷翔平への“失投”を無念の回顧「大事な局面でまずいコースに投げてしまった」
相手の失投を見逃さずにスタンドに放り込んだ大谷。体勢をやや崩されての一振りは彼の怪物ぶりを如実に物語るものだった。(C)Getty Images
球界屈指のスラッガーに対して“失投”は許されない。現地5月18日に敵地ボルチモアで行なわれたオリオールズ戦に大谷翔平(エンゼルス)は「3番・指名打者」で先発出場。初回に3試合ぶりとなる10号本塁打を放った。
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マウンドで“日本の怪物”と対峙したタイラー・ウェルズにとっては悔やんでも悔やみきれない一球だろう。それほどの快打であり、彼にとっては手痛い失投だった。
テンポよく2アウトを奪って大谷を迎えた右腕は、初球に内角高めの93.5マイル(約150.4キロ)の4シームで空振りを奪取。ストライク先行の入りを見せるが、続く2球目に投じた85.5マイル(約137.5キロ)のチェンジアップが外角高めに。これを大谷はやや大勢を崩されながらもバットの先端付近で右中間スタンドに運んだ。
打った当人からすれば、会心の当たりではなかったかもしれない。しかし、飛距離408フィート(約115メートル)の一発がエンゼルスを勢いづけたのは言うまでもない。それは他でもないウェルズ自身が痛感している。
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