遅すぎても、早すぎてもダメ?!投手・大谷が受けたピッチクロック違反の驚きの中身
大谷自身も投球動作に入るという動きについて、試合中、また試合後にも審判に入念に確認したことを明かしている。「審判の方もグレーゾーンみたいな感じだった。ルールができてまだそんなにたっていない。試験的になる部分ももちろんあるし、対応していくのはみんな同じなので」と試合後に語っていた。
確かにピッチクロックによって投手が投球テンポを早めることによって、投手が有利になると指摘する声もある。メッツのマックス・シャーザーはオープン戦でこのピッチクロック対策に早いテンポで投げ込み、今回の大谷と同様に打者が構える前に投げたとしてボークを宣告された。それでも「このルールは好きだ。投手がテンポを支配できる。生かすことができる」と導入に歓迎の意を示していた。
遅くても、早すぎてもダメとはなんともやっかいなルールに映るが、平均試合時間はここまで30分近く短縮され、3時間を切るレベルで推移している。大谷が話したように導入まもなく、いずれ選手や審判にも「慣れ」というか、ちょうど良い「間」であり「基準」が醸成されていくのだろう。それまではどこか奇妙な感覚を強いられることとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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