「彼はとても特別な投手」大谷翔平、今季初黒星も“新女房役”は感銘「間違いなく勉強になったよ」
7回3失点で今季初黒星の大谷。5回に集中打を食らった(C)Getty Images
エンゼルスの大谷翔平は現地5月9日(日本時間10日)、本拠地で行われたアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。7回103球で6安打3失点、7奪三振の投球を見せたが、味方打線の援護がなく、今季初黒星を喫した。
今季5勝目とはならなかったが、二刀流がこの試合でまたしても“偉業”を成し遂げた。初回、大谷は先頭打者から空振り三振を奪い、“元祖二刀流”ベーブ・ルース氏の通算501奪三振に並んだ。さらに2回には、アストロズ6番打者のジェレミー・ペーニャから、137キロのスイーパーで空振り三振に打ち取り、通算奪三振数が「502」に到達。“野球の神様”と呼ばれたベーブ・ルース氏の記録を更新した。
【動画】大谷翔平が通算502奪三振を達成!ベーブ・ルース超えを果たした歴史的なシーン
前回登板ではベーブ・ルース以来、史上2人目の「500奪三振&100本塁打」を達成した大谷。二刀流スターが今季も伝説を築き上げている。
大谷が成し遂げた“偉業”には現地メディアも続々と反応。『MLB.com』のエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー氏は、「オオタニは序盤から鋭く曲がるスイーパーで、2回にはジェレミー・ペーニャから三振を奪い、歴史に名を刻んだ。これでキャリア通算502個目の奪三振となり、殿堂入りのベーブ・ルースを抜いた。また、オオタニはMLB史上、少なくとも100本塁打以上を記録した選手の中で最も多くの三振を奪っている。今日の試合では7個の三振を奪い、今季66奪三振でアメリカンリーグのトップに立った」と、大谷の記録を伝えた。